作品の魅力を自分らしい演出で

この記事は2020年9月、旧blogへ投稿した記事を再編集しました

ハンドメイドイベントでは色んな作家さんの個性とアイデアあふれる作品が楽しめますが、それと同時に作家さんの思考を凝らしたお店づくりを眺めながら回遊するのもとても楽しいですね。

自分の作品をPRできるのは自分しかいないのですから、作品づくりと同様に、売り場づくりにも作家さんそれぞれの思いが詰まっています。

「売り場づくりのディスプレイって悩みませんか?」

私も出店者のひとりとして参加する訳ですが、その時に出会った作家さんとお話する話題の中でこんな質問をしたり、されたりすることがあります。

イベント出店の経験が長い方ほど

「ある程度の型を決めちゃって、少しずつ手を加える程度にしている」とか

「決めた型はなるべく崩さない」とかっていうご意見が多いように思います。

その理由で一番多いのが「悩みだすときりがないから」

そりゃぁ、そうですよね。出店の度にディスプレイにクヨクヨ悩んでいたのではコスパ悪すぎますし、ベテラン出店者さんにもなると常連のお客さまもおられるので、お客さまにお店を見つけてもらえやすくなる目印にもなります。特に大型イベントとなると、ブースNo.やフロアMAPだけを頼りにお目当てショップを探すのは骨が折れるので、お客さま目線で考えても[店構えの型はできるだけ変えない]のはよくわかります。でも、その型が決まるまでは、どの方々も紆余曲折がおありになるようです。

そんな私はどうかというと、自分の売り場づくりにはいつも悩んじゃいます。

素敵な店構えの作家さんを見かけると真似したくなっちゃうし、お洒落なディスプレイ小物を見つけると、つい、使ってみたくなっちゃう。

「こうしてみたい!」っていうより「こうやってみるとどうだろう?」っていう、つい試してみたくなる好奇心が湧き上がってしまいますが、結局、スペースと時間と予算の壁に阻まれてしまいます。


こういった壁は甘んじて受入れざるを得なくても、作品を素敵に見てもらえるような展示方法を、できる限り自分らしく演出したい・・・


そういった視点であちらこちらと什器備品を探す…

せっかく見つけた素敵な什器も他のブースで見かけてしまい[しょぼん]となったり、予想外に使いづらかったり、商業的になりすぎ?だったり…


あれこれと迷走を繰り返していくうちに気がつけば什器が増えてしまい、使わなくなった什器をタダ同然でメルカリで売る

((( そのスパイラルを少し変えたい )))


作品の魅力を引き出すディスプレイを

[自分でつくり、演出し、提供する]

創造ののびしろを感じながら新しい物づくりが始まりました

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